南阿蘇村オススメランチ おもちゃ&おやつカフェ ひみつ基地ゴン

今回は、南阿蘇鉄道の中松駅にある駅舎カフェ「大人も子どもも楽しめるおもちゃ&おやつカフェ ひみつ基地ゴン」さんの紹介をします。
入り口のショーウィンドウには戦隊モノのフィギュアが並べられ、グッと引き寄せられます。

南阿蘇鉄道は熊本地震の影響で始発駅である高森駅からこちらの中松駅までの部分運行を行っています。
高森駅を出発した列車は中松駅で折り返し、高森駅に戻るのですがここ中松駅の駅舎カフェがとても楽しいので子どもたちがリピートするカフェとなっています。
初めて訪問した時にわが家の長男が店主や店主の息子さんたちと積極的にコミュニケーションをとる姿を見て、「誰かとつながる」ことの嬉しさや楽しさがとてもまぶしく記憶に残ったことが「つながる鉄」の誕生のきっかけになりました。
訪問する度におもちゃの遊び方に詳しくなる長男。
自宅に保有していないおもちゃで遊び、お兄ちゃんたちとのおしゃべりは彼を大きく成長させてくれる時間となっています。
子どもたちがまた行きたいと懇願する仕掛けがあるひみつ基地ゴンさん。
一体、どんな仕掛けがあるのか見ていきます。
1.ひみつ基地ゴンにはおもちゃがたくさんの「子ども部屋」がある
親も子供も嬉しい仕掛けが3つあるのでご紹介します。
1点目、壁で仕切られた「子ども部屋」。

店内に入るとホーム側に壁で仕切られた小さな小部屋があります。
ここがアンパンマンから戦隊もののフィギュア、プラレールなどさまざまなおもちゃが置いてある「子ども部屋」なのです。
両サイドに窓があるのでホーム側の窓から外を見ると列車の到着を確認することができ、店内側の窓から顔を出すと、カウンター席にいらっしゃるお客さまと会話することができます。
仕切られているようで周囲の目が届きやすいこちらの子ども部屋にはもう一つ、子育て中のパパママを助けてくれるとても嬉しいサービスがあるのです。
2点目、託児のような形で、子どもたちが子ども部屋で親と離れて過ごす。
地元の子どもたちが数名、店内に残り子どもたち同士で遊んでいました。
親にとっては数時間の一人時間があればたまったやるべきことを終わらせることができるので、子育て中の数時間はとても貴重なもの。
このような仕組みがあれば、ちょっと肩の力を抜く時間になり、とてもありがたいものです。
3点目、ガチャポン。
赤いガチャポンには南阿蘇鉄道の駅舎や車両の缶バッジが入っており、何と長女がここでしか買えない「中松駅」の缶バッジをあて大盛りあがりでした。
左隣はスーパーカー消しゴム。年代物です!!息子は「タイレルP34」を当てました。
ホームから駐車場へと抜ける通路に置いてあり、ひみつ基地ゴンさんの営業時間内は自由に購入できます。

2.オススメランチはこれ!!ゴンのカレーが美味しい
ゴンのカレーは2種類、用意されています。
季節の野菜たっぷりの小鉢とスープがついて1000円です。
「猪の燻製入りゴンのカレー」と「鹿と蕎麦の実のキーマカレー」。
▼こちらは、猪の燻製入りゴンのカレー

ゴロリと大きめの猪肉をやわらかく煮込んであり、とろけるおいしさでした。
▼ こちらは、鹿と蕎麦の実のキーマカレー

細かく刻まれた食材が程よい歯ごたえで食材同士が絡んで深みのある美味しさでした。
長男もパクパク食べていました。
ご飯は玄米を使用してあり、健康に気を遣う方には特にオススメです。
この日の小鉢はムカゴのかき揚げとオクラのアヒージョ。
ムカゴを食べる機会がないのでホクホク程よい塩加減で美味しくいただきました!

最後にゴンのカレーは子どもが食べることができる辛さにしてあり、大人は添えられているこちらの辛みそで味を調整します。
普段、甘口のカレーを食べている私は辛みそを添えなくても十分でしたが、オリジナルの辛みそで味を足すと自分好みの辛さに調整できるのが嬉しい点です。

3.ホームから見える季節の景色がとても美しい
10月初旬に訪問した時は稲が刈られた後でしたが、目の前に広がる黄金色の田んぼは息をのむ美しさに違いありません。
そして奥の阿蘇岳の中腹、白く山肌が見える辺りは「野外劇場アスペクタ」です。
ライブやキャンプができる場所となっています。
今はススキがキレイとのことで、店主オススメの時間帯は「夕方」。
夕焼けで赤く染まる空と日が当たって輝くススキの穂がとても美しいとのこと。
この季節の阿蘇は夕方の夕焼けとススキが狙い目です。

4.まとめ
気づくと2時間近く過ごしており、南阿蘇鉄道のトロッコ列車2便が出発した直後から3便の到着、お見送りまで。
中松駅は、満席の乗客を乗せたトロッコ列車が到着すると降りて駅内を散策したり、ゴンさんのテイクアウトの湧沢津水源の湧水コーヒーやプリンを購入する人達でにぎわいました。
テイクアウトのコーヒーは車内でも飲みやすい紙のカップとなっているので旅のお供にもオススメです。
時間を忘れてのんびり過ごし、トロッコ列車の音が聞こえるとホームに出てお迎え、出発時にはお見送り。
乗客とホームに残る皆さんとの一体感が幸せに包まれる瞬間なのです。
季節の移り変わりを楽しみながらトロッコ列車とゴンのカレーを食べる旅、ぜひ皆さんも楽しまれてください。
最後までありがとうございました。